吉田木工 Yoshida Woodworking.

木のこと、山のこと、環境のこと
未来につなぐものづくり

  • 「ベアーズウッドプロジェクト」クマハギに遭った木材に価値をつける
  • 「ベアーズウッドプロジェクト」豊かな森を育てる府民税を活用したプロジェクト
  • 「/suw(straw×urushi×wood)漆と木のストロー」

吉田木工

Yoshida Woodworking.

私たちが製作拠点にしている京都市右京区京北町には先人が残してくれた沢山の自然があります。四季の中にある紅葉や、水のせせらぎを感じられる風景。いつも質の高い自然が身近にあり、人と自然がうまくバランスを取っています。
大切に育ててきたものだから地元で育てた木は出来るだけ地元で使う。
そんなことを考えながら日々製作しております。

In Keihoku-cho, Ukyo-ku, Kyoto, where we are based, there is a lot of nature left by our predecessors.
A landscape where you can feel the autumn leaves and the murmuring of the water in each season.
High quality nature is always close at hand and there is a balance between people and nature.
Since it is carefully grown, we use locally grown trees as much as possible.
I make it every day with that in mind.

SDGsへの取り組みについて…

吉田木工では持続可能な17の開発目標の中で、『12.作る責任、使う責任』を意識したものづくりを心がけております。
私達は日々の家具制作でどうしても出る端材、また木材の伐採現場や製材所などで出る端材など、何らかの理由により使われなくなりそうな木材を技術とアイデアで使えるモノに変え、ワークショップ等で皆さんに山のことや木のことを知って頂き、ものづくりの楽しさを伝える活動もしております。
また他のプレイヤーとのコラボレーションにより、更なる木材の可能性を追求していきます。

About efforts for SDGs

Yoshida Woodworking is committed to manufacturing with an awareness of "12. Responsibility to make and use" among the 17 sustainable development goals.
We change wood that is unlikely to be used for some reason, such as wood scraps that are inevitably produced in daily furniture production, wood cutting sites and sawmills, into things that can be used with technology and ideas, workshops, etc.
We are also doing activities to let everyone know about mountains and trees and to convey the joy of manufacturing.
In collaboration with other players, we will pursue further possibilities for wood.

お知らせ

2022.05.20NEW /suw Straw×Urushi×Wood 漆と木のストローが、京都環境賞 特別賞(循環型社会推進賞)を受賞致しました。

【京都環境賞展示のお知らせ】

  • 市役所分庁舎1階正面オープンスペース
    (※一部のパネルのみ)
    6月16日(木)午後~6月30日(木)正午まで
  • ゼスト御池地下街 寺町広場
    7月19日(火)~7月25日(月)
2022.05.12NEW BEARS WOOD PROJECT(クマハギに遭った木材に価値をつける)

森林で起きている様々な事柄に注目していると、クマが樹皮を捲る『クマハギ』と言うものを知った。最初はクマの爪研ぎか、マーキングみたいなものかと勝手に想像していた。しかしそれは森に食べるものが少ないと考えられる時期に起こっており、樹皮の内側にある繊維や樹液を食している事がわかった。全てのクマがする訳ではないがそれは生きる為に必要な事なんだと…。

一方で樹皮を剥がれた木は一旦は再生しようとするが、環境によってはそこから朽ちていく木もある。それは倒木や伐採時の危険が増す原因になったり、更には大切に育てられた木が木材としての価値をなくしたりと、木材の生産現場ではマイナスでしかない事もわかった。 クマを害獣として捕らえる…果たしてそれで良いのだろうか。
私たち人間も同じ様に自然から色々なものを頂いて生活している。

クマだけを悪者にしたくなかった。
クマが選んだ美味しい木。クマが好むほどの良い木。この歯型や爪痕がついた木かっこいいよね…なんて。 ベアーズウッドプロジェクトは、私たちのようにものづくりが好きな方々と一緒になって、その技術やアイデアで色々なアイテムを展開していきたい。

BEARS WOOD PROJECT

2022.03.14 「トンネル」外山亮介写真展

写真家、外山亮介氏の写真展のお手伝いをさせて頂きました。
「トンネル」外山亮介写真展
当工場もある京都市右京区京北町に現在大深度の地下トンネルを掘り北陸新幹線を延伸するルート建設計画が立てられています。外山氏はカメラを通じてこの現状を世間に伝えておられます。計画があることを知っていただき、一緒に考えるきっかけになれば幸いです。
日時:3月17日(木)~4月30日(土)
平日 12:00~19:00
土日祝日11:00~18:00
※毎月第3水曜日は定休日
場所:パタゴニア 京都ストア 1階入口
参加費:無料

2022.03.14 KYOTO KOUGEI WEEK EXHIBITION「 Land of KOUGEI 」

KYOTO KOUGEI WEEK EXHIBITION「 Land of KOUGEI 」が、会期を延長して京都伝統産業ミュージアムにて開催しております。
(一社)パースペクティブが展開する様々なプロジェクトの中でも、現在一緒に取り組んでいるベアーズウッドプロジェクト、京都府産材のクマハギ(熊により樹皮を剥がされた)材でできた漆仕上げのスケートランプやボルダリングのホールドなど、見応えのある展示となっております。是非、会期中に京都伝統産業ミュージアムへお越し下さいませ!
【KYOTO KOUGEI WEEK EXHIBITION「 Land of KOUGEI 」】
会場:京都伝統産業ミュージアム
期間:2022年3月1日(火)~3月31日(木)
料金:無料

2022.03.01 『ベアーズウッドプロジェクト』

このプロジェクトは、豊かな森を育てる府民税を活用したプロジェクトで、令和3年度ひろがる京の木整備事業(木製品型開発支援タイプ)においてサーフボード、ボディボード、ハンドプレーン、ボルダリングホールドなどの木製品を京都府内産のクマハギに遭った木材を活用して制作致しました。
活動の様子は製作事例集、ベアーズウッドプロジェクトよりご覧頂けます。

2022.02.01 /suw Straw×Urushi×Wood 漆と木のストローが、京都環境賞 特別賞(循環型社会推進賞)を受賞致しました。
2021.10.20 ツクルの森「新しいつながりへのお祭り」に出店いたします。

普段は京北で家具を作っております。山や製材所等でどうしても出てしまう廃材、本当なら捨てられてしまいそうなものあえて使って、大人から子どもまで楽しんでいただけるワークショップを企画しました。

『ハンドプレーン』基本は海で波に乗って遊ぶ為のものです。この里山で作る楽しみを共有し、夏は海に持っていって遊ぶ。山のこと、木のこと、海のこと、自然のこと。海の問題などにもつなげて頂くきっかけになれば幸いです。

2021.01.06 「/suw(straw×urushi×wood)漆と木のストロー」を発表しました!

製作事例集

/suw 漆と木のストロー

Straw×Urushi×Wood

「使い続けるってすばらしい」

現在、マイクロプラスチック問題を受けて、木のストローを採用する動きが進んでいますが、耐久性に難があり、使い捨てされるケースが多いのが現状です。
私たちは、この素晴らしい取り組みを無駄にせず、より継続性のある動きにするために、材料は伐採現場や製材所で出る地元京都の京北産杉材の丸太の端材を使用し、漆によって耐水性と機能性を高め、大切に使い続けることの出来る漆と木のストロー『/suw』を制作しました。

Currently, due to the problem of microplastics, the movement to adopt wooden straws is progressing, but the current situation is that there are many cases where they are thrown away due to their difficulty in durability.
In order not to waste this wonderful effort and to make it a more continuous movement, we use lacquer from the log scraps of local Kyoto Keihoku cedar wood from logging sites and sawmills. We have created a lacquer and wood straw "/ suw" that has improved water resistance and functionality and can be used carefully.